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○ 国立大学法人徳島大学 附属図書館報 ●
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○ メールマガジン「す だ ち」 毎月1回発行(無料)●
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○∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 2007/04/20 No.27 ∞∞●
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【目次】
○さらに大きく開かれた図書館をめざして 附属図書館長 石川榮作
○新入生の皆さん,そして新学期を迎える皆さんへ
○卒業年次の皆さんへ:貸出期間延長を行います
○先生方のための図書館利用法(最終回)
○電子ジャーナルがあぶなかった日
☆交流の広場
・(窓口で)寒いので,暖房を入れてください
○連載:図書館のモノ・もの(No.7, No.8,おまけ)
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○ちょうりゅう(トピックス)
・メールマガジン「すだち」2周年記念総集編を発行しました
・本館外壁補修工事が終わりました
・新入生に図書館の利用方法などについて説明しました
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○統計
・ 学外者の利用状況:高校生と徳島大学附属図書館
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・編集後記
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◇さらに大きく開かれた図書館をめざして
附属図書館長 石川 榮作
ヨーロッパの図書館は古い歴史があるけれども,決して「古い」というイメ
ージはなく,それどころか・・・
本文はこちら
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○新入生の皆さん,そして新学期を迎える皆さんへ
新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。図書館はもうご覧になりま
したか?たくさんの本や設備に驚かれた方も多いのではないかと思います。
皆さんが学習・研究を行われるうえでもっとも有用な情報源のはずですので,
ご活用ください。
2年生以上の方も含め,皆様にぜひ知っていただきたいこの春の目玉情報を
お知らせします。
(1)新サービス「マイライブラリ」を開始しました
図書館ホームページから貸出情報の確認や貸出期間の延長ができます。また,
自分だけの資料リストを作成する機能を追加しました。貸出中の図書を予約
することができるようにする予定です。
(2)情報検索講習会を開催します
学習や研究に必要な情報を皆さんがより効率良く入手できるようになってい
ただくため,各種の講習会を開催します。前期は以下のような講習会を予定
しています。
[本館]
・図書館案内ツアー(館内施設案内:随時)
・図書館で本を探そう(学内蔵書検索と本の探し方、マイライブラリ:5月)
・レポート・卒論に役立つ資料の探し方(Google、新聞記事、雑誌論文:5-
6月)
・はじめての電子ジャーナル(電子ジャーナル:5月)
・Web of Knowledgeの使い方(Web of Science、JCR:6月)
[分館]
・図書館案内ツアー(館内施設案内:4-5月、その他随時)
・資料検索講習会(学内蔵書検索と本の探し方、マイライブラリ:随時)
・医学系データベース講習会(医中誌Web、PubMed:随時)
・Web of Knowledgeの使い方(Web of Science、JCR:6月)
詳細な日程は,学内掲示や図書館ホームページで決まり次第お知らせします
ので,ぜひご参加ください。
(3)図書購入希望を受け付けています
学生の皆さんが選んだ図書を購入しています。申込はカウンター備付の申込
用紙,及び図書館ホームページからどうぞ。
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/apply/stform.html
これからも附属図書館をよろしくお願いします。
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○卒業年次の皆さんへ:貸出期間延長を行います
卒業年次の皆さん,卒業研究の準備はお済みですか?徳大図書館は卒業研
究を応援します。
卒業研究のために図書を2週間ではなく,もっと長く借りたいというご要
望にお答えします。卒業年次の方は本館図書の貸出期間を通常の14日から
30日に延長します。申込はカウンターで受け付けます。
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○先生方のための図書館利用法(最終回)
講義などで徳大図書館を使っていただくときのちょっとした提案を6回にわけ
てお伝えします。
*図書館ツアー
*コンピュータで探せる蔵書の範囲
*ビデオの使い方
*ご要望に応じた講習会でできること
*公共図書館の利用
○図書の利用が集中するとき
◆ 最終回 図書の利用が集中するとき ◆
授業でレポート等に指定された図書の利用が集中して,予約待ちになることが
あります。徳島大学附属図書館では同時期に利用が集中する図書などについて
はどうしても必要な複本を揃えますので,そのようなものがあればお教えいた
だきたいと思います。また,閲覧室以外に例えば書庫に同じ本があったり,文
庫だけでなくハードカバーでも出版されていたり,出版年が違ったり,全集の
中にその本と同じ内容が含まれていたり,といったケースもありますので,学
生さんには書架を見るだけでなく,学内蔵書検索(OPAC)を習慣的に使う
ようご指導いただければ幸いです。
その他,授業に関して図書館に対する情報や要望があれば,できるだけ対応
しますのでお知らせ下さい。
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○電子ジャーナルがあぶなかった日
すだち25号(2007/02/26)で,電子ジャーナルの不正な利用について説明し,絶
対行わないようお願いしました。大量ダウンロード等に対して出版社側は常に
監視しており,発見すると直ちにそのパソコンからの利用を停止し,大学の窓
口(図書館)宛に警告メールを送りつけます。
警告を受け取った図書館は,出版社からの情報をもとに問題のパソコン(とその
使用者)を特定,状況を確認し今後二度と行わないこと等を誓約してもらってそ
の旨を出版社に報告しなければなりません。特に研究室等のネットワークでは
支線管理者の先生方の協力をいただくことになりますが,事は大学全体の研究
や信用に関わりますから放置は許されません。
さて,今年1月末から2月始の1週間に3度に渡り電子ジャーナルシステム
Blackwell Synergyについて,徳島大学からの不正アクセスがあった旨の警告が
ありました。Synergyについては昨年も5月と12月の2度警告を受けましたが,い
ずれもすぐ原因を特定でき事なきを得ていました。しかし今回は,原因と思し
き場所は判ったものの大量ダウンロードと見られる行為が特定できず,担当者
は頭を抱えることになりました。
ところが他大学の状況を調べるうち,徳島大学以外にもBlackwell社から「身に
覚えのない」警告を受けたところがあることが判ってきました。さすがにこれは
おかしいということで,国立大学図書館協会なども究明に動きました。原因は,
徳島大学でも導入しているある化学的情報データベースSciFinder Scholarの電
子ジャーナルリンク機能が不正アクセスと見なされたためでした。SciFinder側
の挙動を改善することで問題は解消したとのことでした。
後日Blackwellから謝罪メールが各大学に届きました。こちらにしてみればとん
だ災難でしたが,一時は徳島大学全体の利用が停止されるのではと肝を冷やしま
した。しかし考えようによっては,各大学側がこれまできちんと対応してきたか
らこそ相手側の落度を指摘できたとも言えます。
なお言うまでもなく,今回の一件はあくまで例外中の例外です。出版社の監視シ
ステムは決して甘いものではありません。不正利用をしておいて「いやそちらの
エラーだ」と言っても通りません。多少時間はかかったとしても不正を行ったパ
ソコンは必ず特定できますので念のため申し添えます。
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☆交流の広場
Q:寒いので,暖房を入れてください。
【2007.4.9 夕方18時ごろ 本館サービスカウンターの窓口にて】
A:貴重なご意見ありがとうございます。利用環境については,職員が気をつけ
ていますが,確認しきれないことがあります。今回のように窓口に連絡頂けます
と,大変助かります。
徳島大学では,3月14日までを暖房期間と定めておりますので,図書館は暖房
運転はしていませんでした。しかしながらご指摘のように,4月とはいえ夜間は
冷え込む時もありますので,温度,場所などに注意して,必要な場合は暖房運転
をいたします。
今後とも,快適な利用環境の保持に努めていきたいと存じますので,よろしくお
願いします。
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○連載:図書館のモノ・もの(No.7, No.8,おまけ)
図書館という空間には勉強しようと訪れる利用者の方と万巻の書物があります。
しかしそれ以外にもいろいろなモノがあります。一般的な図書館紹介ではあま
りとりあげられることのない図書館小道具を写真付きで解説いたします。
◎No. 7 図書自動貸出装置
図書館のカウンターの側にある本の貸出を行う機械です。
続き
◎No.8 本館のごみ箱
今更言うまでもありませんが,ごみ箱とは文字通り「ごみ」を捨てるための箱で
す。続き
◎おまけ
先月号に掲載した「図書館のモノ・もの」No.5「自動点灯照明」には,その機能
が一目で解るようある仕掛けが施してありました。気づいていただけましたでし
ょうか?
図書館の電子情報係員によるちょっとした工夫でした。ご覧になっていない方は
是非ページを開いて,写真の上にマウスポインタを動かしてみてください。
→ http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/back/026/26-1.html
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~~~ちょうりゅう~~~(トピックス)~~~~~~~~~~~~~~~~
☆メールマガジン「すだち」2周年記念総集編を発行しました
メールマガジン「すだち」が創刊されてはや2年を迎えます。図書館ではこれ
を記念して総集編(A4全頁カラー,32頁)を発行しました。本館及び蔵本分館で配
付しています。
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☆本館外壁補修工事が終わりました
平成19年2月12日(月)に工事を開始しました本館の外壁補修工事は4月
9日(月)に竣工しました。外壁の安全性を高める工事でしたが,期間中は図
書館の建物が工事用シートに覆われてしまい見苦しい思いをされたことと思い
ます。長い間,ご協力頂きありがとうございました。
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☆新入生に図書館の利用方法などについて説明しました
4月第1週から2週にかけて,全学共通教育の学部(学科)別オリエンテーシ
ョン・大学入門講座におきまして,図書館の利用方法などについて,図書館職
員が各学部オリエンテーション会場で説明しました。
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○統計
・学外者の利用状況:高校生と徳島大学附属図書館
徳島大学は全国に先駆けて20年以上前から学外の方の図書館利用を受け入れて
います。2007年3月末現在の学外者利用登録は1,575名です。その内訳は【グラ
フ1】のとおりで,学生等と勤労者(会社員,自営業など)が約4割,その他(主婦
など)が約2割となっています。
さらにそれぞれの内訳を示したのが【グラフ2~4】ですが,うち学生等の内訳
【グラフ2】では,大学生や専門学校生が多いのは当然としても,それに次い
で4分の1を中高校生が占めているのが目を引きます。学外者登録全体でも1割近
くになります。
ところで中高校生と言えばかつては,図書館にある本には目もくれず試験勉強
の場として図書館を利用するいわゆる「席借り」が問題視されたものでした。
もっとも近年は,むしろ積極的に高校生への図書館開放(席貸し)を行う大学が
相次いでいます。これは大学の地域貢献という社会的要請に応えるところが大
きいのでしょうが,館内や学内を散策してもらいその大学を受験する気になっ
てくれれば,という秘めた(?)狙いもあるようです。
では,徳島大学附属図書館を利用する中高生の主な目的は何でしょうか?実は
【グラフ5】のとおり,中高生の利用は常三島の本館に集中しており,医学専
門の蔵本分館に利用はほとんどありませんから,「席借り」だけが目的とは言
えないようです。隣の席で分厚い専門書を紐解いている妙に若々しい人がいた
ら,案外高校生だったりするかも知れませんね。
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【編集後記】
メールマガジンは先月号をもちまして,平成18年度分の発行を完了しました。
一年間12号,データ量は文字数にして11万文字,のべ2万人強の読者にそ
れぞれその時点における最新情報をお届けできました。
新年度もみなさまのお役に立てていただける記事を心がけてまいりますのでよ
ろしくお願いします。
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